B-bizジャーナル

【開催レポート】ONE BEPPU DREAM AWARD エントリーシート書き方講座①

ドリアカ(DREAM ACADEMY)第5回目は株式会社OMOYA社長、猪熊真理子さんに登壇いただき「ONE BEPPU DREAMエントリーシートの書き方講座①」を開催しました。

 

猪熊真理子さんプロフィール

東京女子大学文理学部心理学科卒業。学生時代に女性の自信形成に興味を持ち、心理学を学ぶ。認定心理士。2007年(株)リクルートに入社。「ゼクシィ」や「Hot Pepper Beauty」などの事業で事業戦略、ブランドプロモーション戦略、マーケティングなどに携わる。会社員の傍ら、講演やイベントなどで女性支援の活動を行い、延べ5千人を超える女性たちと出逢う。2014年3月に株式会社OMOYAを設立。主に女性消費を得意とした、経営・ブランドコンサルティングや企画マーケティング、組織のダイバーシティ・マネジメント改革、企業内の女性活躍推進などを行う。社会人女性の学びの場「女子未来大学」ファウンダー。著書に『「私らしさ」のつくりかた(サンクチュアリ出版)』

 

今回の講義テーマは「想いを『価値』にして事業をつくる」こと。事業の核である事業目的の考え方について、猪熊さんから様々な知見を共有していただきました。

 

猪熊さん「事業の目的・意義を明確にすること、言語化していおくことが重要。そして、目的には『大義名分』が必要。なぜなら大義名分がなければ人間は心から一生懸命になれないから。何のために、なぜ私が、この事業をするのか?この観点から、今あるビジネスアイデアに問い直して、動機の深掘りをしてみると自分の活動のエネルギーになる原体験が浮かび上がってくるのです。」

 

講義の中で非常に面白いと感じたのは、心理学的な観点からみると、人間の動機は突き詰めると「怒り」に行きつくとのことでした。確かに世の中の問題解決は、始めは誰かが困っている、それに対しての怒りがきっかけになっていることに気が付きました。

 

~真剣に話を聞く参加者~

 

さらに重要なこととして、事業で大事なのは「目的」と「手段」を混同しないこと。想い(目的)は変えず、HOW(どうやるのか)やWHAT(何をするのか)などのやりかた(手段)は変わっても良い。実際に、猪熊さんの事業目的は「女性が自由に豊かに生きられる社会を創る」です。現在の株式会社OMOYA、社会人の学びの場「女子未来大学」をはじめとする様々な事業のすべてが、「女性が自由に豊かに生きられる社会を創る」という事業目的から派生して生まれた事業であるとの説明もしていただきました。









(スライドより抜粋)

 

猪熊さん「自分の事業目的を言語化するだけで、責任感という受動的な動機ではなく、使命感という能動的に自分で決めた覚悟で、人は動くことが出来るようになる。経営者でなければ、自分がなぜこの仕事をしているのかと言語化しながら仕事ができている方はなかなか少ないと思います。日々の仕事のモチベーションを上げるために、一度立ち止まって考えてみるのも良いかもしれません。」

以上、2022年7月20日に行われました「ONE BEPPU DREAMエントリーシート書き方講座①」の開催レポートでした。

 

以下、参加者の感想です。

 

ー「いつも気が付いた時に、なんでこの仕事をしているのかわからなくなっている時がある。経営者でなくとも一つ一つの仕事に大きな目的をもって働くことが出来れば自分の中に使命感をもって動くことが出来るようになるのではないかと感じた。」

 

ー「”経営”と聞くとなんだか難しいことをしているように思えていたが、実際に話を聞いてみると一番大事なのは数字以前の、なぜ自分がこれをやりたいのかという「想い」であることに気が付くことができて非常に発見のある日でした。」

ドリアカは早くも折り返しを迎え、第5回が終了しました。

2022年度のONE BEPPU DREAMのエントリーもスタートし、これから別府に新たなビジネスプランが生まれる日も刻々と近づいてきています!どんなビジネスが生まれるのか、乞うご期待!

参加者の質問にも丁寧にお答えいただき、実りの多い時間となりました

TEL 0977-77-4513
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