B-bizジャーナル

【開催レポート】ドリアカ「アイデアの作り方」講師:大塚智子さん/松崎真理さん

ドリアカ(DREAM ACADEMY)第2回目は国内外で多くのスタートアップ支援に携わってきた大塚智子さんと松崎真理さんから、「アイデアの作りかた」についてお話いただきました。

大塚智子さん

福岡県出身。大学で地域経済を学んだのち、ソフトバンクグループで人事・検証エンジニアとして7年半勤務。その後、社会課題解決を目指すスタートアップを支援するMistletoe株式会社で創業支援事業に4年半携わる。個人の活動として、地域コミュニティ・教育・キャリア形成に関するプロジェクトに多数参画。2011年の東日本大震災以降、防災士、防災介助士として地方自治体の防災計画にも相談をお受けすることも。現在は主に、大分県、長崎県をはじめとした自治体の創業支援、九州圏内の大学での講義、またベンチャー企業の成⻑支援などを中心に活動している。これまで旅をしてきた国は58カ国ほど。

 

松崎真理さん

神戸出身。大学で国際関係学を学んだのち、スタートアップカンファレンス「Slush Tokyo」のコアチームとしてマーケティング広報を担当。現在は、世界のスタートアップ事例を紹介するデータベース・メディア「SUNRYSE」(http://sunryse.co/)の運営に関わり、海外スタートアップコミュニティや行政、企業をつなぐパートナー業務などを中心に活動している。

 

 

セミナー前半、世界の4つのスタートアップの事例から、アイデアを生み出す「ヒント」に注目し、グループで意見を共有しあいました。




4つのアイデアづくりのヒント

1「所有」→「レンタル」

2「すぐに捨てる」→「長く使う」

3「ゴミ」→「新しい価値」

4「伝える」→「魅せる」

 

4つの事例はどれも私たちの固定概念を変化させてくれる発想で、参加者から多くの感嘆の声が挙がっていました。

 

例えば、「伝える」から「魅せる」例として、スレイブフリー(強制労働の無いカカオ生産)」をめざすオランダで人気のチョコレートブランド「Tony’s Chocolonely」を紹介いただきました。

チョコレート業界の不平等を表すため不均等に分けられた分厚いチョコレートバーをつくっていて、チョコバーの不揃いな割れ目でチョコレート産業の不平等さを表現しています。

 

社会問題の深刻さを「伝える」という考えから不揃いなチョコバーを割って楽しむ工夫、そして「面白い」ものとして「魅せる」という発想の転換が斬新でした。

 

大塚さんからは運動不足解消のためのデザインシンキングの事例として階段をピアノの鍵盤に見立てて、階段を上がると音が奏でられるようにした事例、認知症への理解を深めるため認知症の人が働くレストラン「注文をまちがえる料理店」などの事例を共有いただき、工夫や知恵を使った多くのアイデアを見ることができました。

 

起業をするとなると「0から1を生み出さなければならない」壮大なものように感じてしまいますが、大塚さんや松崎さんが提示された「ヒント」を活用することで意識的にアイデアを発想することができたのではないかと思います。

グループワークだったこともあり、アイデアが次々に繋がり、受講生の皆さんは時間を忘れてしまうほど話し合いは白熱していました。


その後の、人生の「生きがい」についてのディスカッションでは、アイデア発想の時間の活発さをそのまま、互いの人生に共通点を見つけコメントする参加者が多くいました。

講座終了後も、受講生同士で主体的に話を続ける姿が見られました。

 

別府温泉♨ポーズでハイチーズ!

 

 

ドリアカ2期生は全7回の講座の2回目が終了。今後、どのような事業アイデアが出てくるか、こうご期待!

TEL 0977-77-4513
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