B-bizジャーナル

イノベーター湯 Vol.19 パプリカ 大野 恭平 さん

目次

別府には別府八湯がありますが、もう一つ隠された湯があります。湧き上がるアイデアを形にした起業家が集まる、その名も「イノベーター湯」。

 

第19湯目は、「パプリカ」を経営されている大野 恭平さんです。

 

起業したきっかけは何ですか?

別府の高校を卒業してから福岡の大学に進学し、大学院を卒業後、埼玉の商社に就職しました。商社に決めた理由は経済の流れを肌身で感じたかったからです。

そして、その会社を今年の4月末に辞め、脱サラ。7月に起業しました。実は学生時代から絶対に起業したいという思いはあって、タイミングを図っていました。キッチンカーで商売をしている方を見て、「これが絶対いい!これを僕もやろう!」と思って、とてもテンションが上がったんです。で、何を売るか、ということで行くと、カレーが好きだったのでカレーにしました。屋号の「パプリカ」という名前はスパイスの中で1番親しみのある食材であることから名付けました。

 

 

キッチンカーでカレーを提供しようと思ったというところ、もっと教えてください!

大分はキッチンカーでの販売自体が比較的少なかったのもあります。また、お祭りの屋台でちょっとした会話をしているのがなんとなく好きで、野外イベントにも魅力を感じていました。当初は大分市内での開業も考えましたが、出せる場所が見つからなかったこともあり、地元である別府を拠点にすることに決めました。加えて、どこにでも行けるというフットワークの軽さもキッチンカーにした決め手です。

お店やメニューのこだわりは?

誰でも気軽に来てもらえる、なんとなく「わくわくする」「かっこいい」「おしゃれ」であることを目指しています。過去に潰瘍性大腸炎を患ったことがあり、大好きなカレーを控えるようにと言われたことがありました。そこで体に負担がかからない「誰でも食べられるカレーを提供しよう」という思いが生まれました。誰でも食べやすいスパイス感で、辛過ぎず甘過ぎない。自宅では作れない、食べた一口目で美味しいと感じられるようなカレーを追求しています。

メニューは定番のキーマカレーに加え、月イチで変わる気まぐれカレー、ルーローハンを用意しています。ルーローハンはスパイスの効いたカレーが苦手だという人にも対応できるようにと考案しました。また、子どもたちも訪れやすいようにとパンケーキを、飲み物はカレーに合うようにとレモネードを用意しています。

 

やりがいと仕事で意識していることは?

基本はテイクアウトのため、店舗を構える飲食店のように直接ご感想を聞く機会はあまりありません。それでも、何度もリピートしてくださるお客様の存在や美味しかったと言ってくれるお客様の声がやりがいとなっています。時にはInstagramのダイレクトメッセージでコメントをくださる方もいます。このように特に感想をいただくお客様一人ひとりを覚えることは、普段から意識している点です。自分からコミュニケーションを取るように心がけ、ちょっとした会話ができるように意識しています。

 

将来展望を聞かせてください

今はどうやってお客様に来店してもらうかに“全集中”しています。

将来的には、キッチンカー仲間を集めて、フットワークの軽さを生かしたキッチンカー軍団を結成したいです。キッチンカー3、4台で県内を巡って回るのが夢ですね(笑)。

今後もカレーのレシピに関しては“食べやすいもの”を念頭に、飽きないものを作っていきます‼︎

 

店舗情報

パプリカ

Address :きまぐれ(InstagramやTwitterで出店場所は随時更新しています)

メッセージをInstagramのDMにいただけると嬉しいです

Instagram: https://www.instagram.com/paprikacurry_/

Twitter: https://twitter.com/paprikacurry

Facebook:https://www.facebook.com/kyohei.ono1

 

 

 

インタビュアー:山田椋太郎(別府大学文学部史学・文化財学科2年)

TEL 0977-77-4513
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